デ アドミラル(ランチPart1)

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デアドミラルのランチタイムメニューです。
改定版をアップします。最新更新日7月2日
※改訂版をアップしましたので、こちらをご覧ください。
オランダ語で提督を意味する「デ アドミラル」は、ヨーロッパのおいしい料理を多彩に取り揃えたコンチネンタルレストランです。オールドグランドホテルでしか味わえない優雅な雰囲気の中で、ゆったりとお食事をお楽しみいただけます。
【場所】ユトレヒト地区ホテルヨーロッパ内
     席数:90席
      禁煙
【営業時間】
 ランチ   11:30~14:00
 ディナー  17:30~21:00(ラストオーダー)
  ※09年6月よりランチが11:30~14:00へ、ディナーが17:30~21:00へ変更になっています。
【予約】対応 詳しくはオフィシャルサイトで。
  (多客時を除きランチは予約は必要ないことが多いかと思いますが、ディナーは予約されていた方が宜しいかと思います。コースを楽しむには1時間半程度はかかりますので回転が良くないこともあり満席で入れない事があります。また早めに予約しておかれた方がより眺めの良い席に案内していただけるかも。)
【その他】車椅子利用可

デ アドミラルについてはディナーの方でも紹介させていただいてますが、素晴らしい実績をもつお店です。エリタージュが(とっても残念な事に)オヤスミしている今、ハウステンボスで№1の位置づけのお店といっていいでしょう。エクセルシオールがディナーの提供をしなくなり、ランチタイムは営業はしているものの軽食のみの提供となっていますので、「洋」のレストランとして孤高の存在となってしまった感もあります。もちろんプッチーニやロード・レーウもあり、それぞれに素敵なお店ではあるのですが。
素晴らしいお店ではあるものの、料理などの好みは人それぞれでもあり、選択肢が少なくなってしまっている現状には淋しさも感じてしまいます。
現時点ではアドミラルに対抗するお店となると場内では私見では日本料理の吉翠亭、戎座となってしまうように思います。あるいはブッフェですが、アクールヴェールか。

ディナーも良いですが、ランチはより気軽に利用できると思いますので、アドミラルデビューにはランチ利用が良いかもしれませんね。
優雅にゆったりとランチを楽しめば、リゾート気分を満喫することができるでしょう。
平日のお昼にアドミラルでランチってのは私にとって、ぷちリゾート気分を満喫できる素敵なひとときで、お勧めです。
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フェアメニューなど旬の食材を用い、季節の味わいを楽しむことができます。
食の安全がいろいろと問われる昨今、安心して本物の味を確かめに来る事のできるお店は貴重です。

アラカルトにおいても、メニュー自体に変更がなくても、その時々の旬の素材を使って違った表情の料理が提供されるようです。

みーさんのレポ

以下は6月21日の記録をもとに改定したものです。



フードメニューにおいては味覚フェアメニュー以外は、3月1日に記録した前回のものと変わりありません。
3月1日からグランドメニューが一新するといわれていましたが、ディナータイムと異なり、ランチタイムメニューは味覚フェアメニューや魚・肉料理以外はそれほど大きくは変わっていないようです。
○印のものが今回新たに登場したもので、●は3月1日から登場したメニュー(及びPart2においては再登場したものやマイナーチェンジのもの)。△印のものはメニュー表示名に若干の変更があったものです。例えば「フランス産ナチュラルチーズの盛り合わせ」が「ナチュラルチーズの盛り合わせ」に「雲仙豚カツサンド」が「長崎産ロースカツサンドイッチ」に変わったりとか。
3月1日に伺ったところによるとメニュー名が変わっていないもの、類似しているものはレシピは変わっていないという事でした。本日のランチのメインや本日のパスタも(今のところ)特にローランシェフのレシピというわけではないようでした。現時点でも同様ではないでしょうか。
残念ながら「ブイヤベース」はいただくことが出来なくなってしまいましたが、ランチタイムにおいては、メニューによっては当面はムッシュの流れを汲むレシピのものをいただけそうです。

 6月21日は味覚フェアランチをいただきました。
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 この日のアミューズは「豚肉とフォアグラのテリーヌ」で、ベーコンも使われているようです。ソースはバルサミコ酢を使ったもので、マスタードが添えてあります。ラディッシュとパイナップルも。
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 「夏野菜とフルーツの冷製パスタ サラダ仕立て」
 アスパラ、トマトといった夏野菜にメロン、キウィ等のフルーツが使われた冷製パスタ。今回の味覚フェアでは、フォレストパークのシェフズガーデンで収穫された植物を使い、ローランシェフ自らが作った調味料が豊富に使用されているのも特徴のようです。
 ここでは、カレーに似た香りがするカレープラントを使ったハーブオイルと、桜の葉を漬け込んだビネガーが使われているとか。他にバジルやセージなども使われていたようです。
 私の印象ではハーブはあまり効かせすぎておらず、ほど良い感じに思えました。(カレープラントの香りもそれほど効きすぎてはいないような・・)香り豊かでビネガーの酸味を基調として、その中にハーブ類や野菜、フルーツの味わいが広がる感じでしょうか。時にセージのほのかな苦みがアクセントに。
 周囲にはマリーゴールドなどを用いたハーブ塩を散らしてあり(パンにつけていただくと私好みでした)、盛り付けもなかなか美しく、味わいもなかなか。さっぱりといただけます。ただ、ハーブオイルやビネガーもかなりさっぱりとしたもののようで、オイル系のパスタの中でもかなりシンプルな味わいのように思えます。濃い目の味わいが好きな方には味気なく?思われるかもしれません。ボリューム的にも控えめでヘルシーな一皿。
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 メインは「オーストラリア産仔羊のロゼ ベルガモット風味 季節野菜のナヴァラン添え」
 ナヴァランとは、フランスの家庭的な煮込み料理のようで、羊肉と春野菜との煮込みが代表的なもののようです。ここでは仔羊は煮込みではなく、とっても綺麗なロゼに焼き上げてあります。ベルガモット(ミカン科の常緑低木樹の柑橘類)の粉をまぶしてあるようですが、その効果もあってか仔羊ゆえか、(私には)気になる臭みはなく(苦手な方には気になるかもしれませんが・・)、美味しくいただけました。焼き加減が素敵でとっても柔らか。
 季節野菜は人参、大根(蕪だったかな?)は軽い煮込みに、ズッキーニやナスはフライにして添えてあります。それぞれ、素材の味をシンプルに楽しめます。
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 「デ アドミラル特製のデセール」はこの日は、チョコレートとバナナのタルトに塩キャラメルのクリーム、ココナッツのアイスといったものだったかと。特に塩キャラメルのが好みでした。

 満足いくランチでしたが、たぶん多くの日本人がイメージしているであろうフレンチとは異なるかも。
 「私のメニューで心がけていることは、限られた調理法でしか使用されなかった昔からの植物を、現代の調理法で蘇らせること。そして、おいしくて身体にも良い「新しい料理」を皆さんに提供すること」といったローランシェフの料理に対する想いが結実した料理は、ハーブを多用した(といっても今回はそれほどハーブは効きすぎていないような印象でしたが)ヌーベル・キュイジーヌといった印象で、軽めの飽きの来ない味のように思えますが、ハレの日にちょっと贅沢してフレンチを!という方には、(予想していたのと)イメージが違う、といった感想をもたれるかも?評価が分かれるかもしれませんね??私も20代、30代の頃でしたら、好まなかった事でしょう。
 ボリューム的にもガッツリいきたい方には物足りなく思われるかも。
 お好みによっては、価格的にも(その日のメインにもよりますが・・・)本日のランチの方がお勧めかもしれませんね。

 下記は前回の投稿の際に書いた感想ですが、基本的な印象は変わりませんが、私が慣れたのでしょうか。以前よりも個人的にはいい感じです。フレッシュなハーブだけでなく、シェフ自らが作り用意された調味料が使われるようになった事で、以前よりもローランシェフの本領が発揮されだしたという事でしょうか?
 ただ、素材の持ち味は活かしながらも、一方で旨みが凝縮した料理もいただいてみたい。。そんな思いは相変わらず消えませんが。。。

 まだ私にとってローランシェフの料理をいただいた機会はそれほど多くはなく、昨年の夏以降味覚フェアランチ、クリスマスディナーの他は、レンブラントホールやデハール、アクールヴェールでのブッフェで何度かローランシェフのレシピと思われるものを数点ずついただいた程度。
 それだけにローランシェフの料理についてキチンとしたコメントは(能力的にも)できないのですが、これまでのところの印象では、ムッシュの料理がジャズだとするとローランシェフの料理は女性コーラスかな?と。
 ムッシュの料理は一皿の中にテーマとリズムがあり全体としても素晴らしく美味しいのですが、それだけでなくメイン素材だけでなく合わせてあるいろいろな素材、それぞれが持ち味を発揮している。ベースやドラムがピアノの単なるサポート役ではなくソロでも十分に持ち味を発揮している、そんな印象があります。時にビル・エヴァンストリオの最高の演奏のように互いが互いを触発し高めあっているような感動も。
 ローランシェフの料理は(料理によって印象が異なる部分も当然あるのですが)ハーブや植物、野菜を多用し、ヘルシーさを打ち出した優しい味わいといった印象があります。全体として素敵なハーモニーだったりするのですが、料理によってはハーモニーの中に素材が埋没している気がする事も。女性コーラスが非常に心地よく響くものの、個々人の声は必ずしも識別出来なかったりするように。。。
あるいはメインボーカルとそれを引き立てるバックコーラスのような印象の場合も。

 もちろん同じジャズトリオ・グループでも同じコーラスグループでも曲によって演奏や歌唱法は変えるように、シェフの料理も料理によって印象が異なるはずです。本当にキチンとした評価を私なりに下すにはもっともっといろいろといただいてみる必要があるでしょう。

 あの素晴らしいブイヤベースがいただけなくなったのは本当に残念で、ムッシュのお料理がハウステンボスでいただけない事に対する悲しみ・淋しさがあり、ローランシェフの料理を色眼鏡なしに評価するのは現在の私には容易ではない(どうしてもいただけなくなってしまった料理との比較、あるいはいただけたかもしれない料理との比較をしてしまい勝ちですので・・・)のですが、現時点での私の印象・感想は上記のようなものです。


※現在一部店舗・一部メニューにおいてウェブ予約で10%オフのサービスが行われており、アドミラルのランチタイムメニューでは下記秋の味覚フェアが対象メニューとなっているようです。
ウェブ予約はこちらから。除外日もありますので、詳しくはリンク先オフィシャルサイトをご覧下さい。

※ハウステンボスの大きな魅力の1つであるスパとのセットプランが登場しています。詳しくはリンク先オフィシャルサイトをご覧ください。
スパ&ランチ「Rose」
 「貴重なエッセンシャルオイル「Rose」を使ったマッサージトリートメントに、ホテルヨーロッパ「デ アドミラル」、シェフのスペシャルランチコースがセットになったプラン。至福の癒しと極上の味覚を優雅にお楽しみいただけます。心と身体にとっておきのプレゼントをどうぞ。」
  【メニュー内容】
     1. ハーフボディトリートメント(45分)
     2. フランス料理「デ アドミラル」ランチ
  【期間】6月30日まで
  【時間】 RINウェルネス 11:00~21:00
       ホテルヨーロッパ「デ アドミラル」 11:30~14:30
  【料金】 14,000円 ※サービス料込み
  【予約・問い合わせ】 The Life Spa RIN TEL:0956-27-0503(9:00~18:00)

※7月1日より上記に変わり新たなスパ&ランチ「SUMMER」が登場しています。詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。


価格は税込みですが、別途10%のサービス料がかかります。

                   メニュー
夏の味覚フェア
  「爽やかに彩る”食”の数々」
  ローラン総料理長オリジナルのハーブビネガー、オイル、スパイスを随所に使用した、夏の味覚フェアが登場。
【提供期間】6月8日~9月11日
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○夏の味覚フェア シェフのスペシャルランチ  ¥3,990
  アミューズ
  夏野菜とフルーツの冷製パスタ サラダ仕立て
オーストラリア産仔羊のロゼ ベルガモット風味
  季節野菜のナヴァラン添え
デ アドミラル特製のデセール
コーヒー、紅茶又はハーブティー


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   左上は下記の①、右上が②、右下が③、左下が⑤です。
本日のランチ           ¥2,940
 本日のメインディッシュ(日によって内容が異なります。今までに私がいただいたたものは以下の8つ。3月からはどのようになるのか。。)
    ①牛肉のソテー
    ②イサキのオイル焼き
    ③ビーフストロガノフ
    ④鯛の包み焼き 季節の野菜添え
    ⑤カサゴのオイル焼き
    ⑥仔牛のカツレツ 香草パン粉焼き
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    ⑦鰆のオリーブオイル焼き
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    ⑧豚の網焼き 粒マスタードソース
 季節のサラダ
 シャーベットとアイスクリーム
 コーヒー、紅茶又はハーブティー

 ※ちこがこさんのレポ
 ※みーさんのレポ

ホテル特製カレー(甘口又は辛口)
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  ※写真は以前いただいた「特選牛フィレ肉とオニオンのカレー」です。
△ビーフカレー(サラダ付)     ¥2,100
小海老とマッシュルームのカレー(サラダ付) (参考) ¥2,100

スパゲッティ
●本日のシェフお奨めスパゲッティ  ¥2,100

サンドイッチ
・野菜サンドイッチ         ¥1,890
△長崎産豚ロースカツサンドイッチ   ¥2,415

※全ての料理にコーヒー、紅茶又はハーブティーが付いています。

オードブルとスープ
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※上の写真は07年1月18日のもの。時により内容は変わるものと思います。
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    ※07年5月17日のものです。
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    ※08年11月2日にいただいたものです。ここまではムッシュレシピ時代
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  ※写真は09年3月1日にいただいた際のもの。
オードブルの盛り合わせ       ¥3,045
  ※mattariのレポ
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  ※写真は07年7月にいただいた「スモークサーモンのサラダ仕立て 香草風味」です。
スモークサーモンのサラダ 香草風味       ¥2,205
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  ※写真は07年3月にいただいた「長崎産海の幸と季節野菜のスープ 伊万里葱風味 ¥2,205」です。
●長崎産海の幸のスープ サフラン風味     ¥3,150
△季節野菜のクリームスープ          ¥1,050

魚料理と肉料理
●旬の魚と野菜のデュエット エヴァンタイユ仕立て  ¥2,625
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  ※写真は09年3月1日にいただいた際のもの。
●蒸した旬の魚とラングスティーヌ レモンバーベナの香り ¥3,360
●オーストラリア産仔牛ホホ肉の煮込み ローズマリー風味のフラン添え ¥3,360
●国産牛フィレ肉のソテー 季節野菜のサラダ仕立て  ¥4,200


サラダとチーズ
・サラダメランジェ 香草風味               ¥1,050
  ※ユズ、赤ワインビネガー、ゴマの3種類からお好みのドレッシングをお選びください。
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  ※写真は08年10月19日にいただいた「クルミオイル風味のトマトサラダ エシャロットとセルフィユ風味」です。
△トマトのサラダ クルミ風味のドレッシング  ¥1,260
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  ※写真はH19.9.23.にいただいたもの。
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  ※写真はH20.3.13.にいただいたもの。
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  ※写真はH20.6.12.にいただいたもの。
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  ※写真はH20.11.2.にいただいたもの。
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  ※写真はH20.12.21.にいただいた「フランス産ナチュラルチーズの盛り合わせ」。クリスマススペシャルバージョンでいただいています。写真左はルブローション、サントモール、中央はカマンベール、ミモレット、右はロックフォール。スプーンにモンドール(トロトロで美味)。いずれも状態良く美味。
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  ※写真はH21.5.10.にいただいた際のもの。
△ナチュラルチーズの盛り合わせ       ¥1,890


デザート
△デ アドミラル特製デザート盛り合わせ    ¥1,260
・シャーベットとアイスクリームの盛り合わせ  ¥630
・コーヒー、紅茶又はハーブティー      ¥630

お子様ランチ           ¥1,575
   4歳~小学生対象
  一口サイコロステーキとエビフライ ポテト添え
  ホテル特製のアイスクリーム
※今回のメニューには「お子様用ランチ ¥1,575」の記載をみませんでしたが、何らかのものは用意されているのではないかと思いますので、ここに記載を残しておきます。内容は以前オフィシャルサイトにアップされているものを記載してありますので、変更の可能性も。ご利用の際はお問い合わせされ、確認されてみてください。

Part2に続きます。
by mattarinonbe | 2009-06-23 22:42 | 迎賓館・ホテルヨーロッパ


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