シェヘラザード(ウィスキーPart1)

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今回はハウステンボス・ホテルヨーロッパのメインバー「シェヘラザード」のウィスキーメニューです。
改定版をアップします。最新更新日7月11日
※改訂版をアップしましたので、こちらをご覧ください。
それ以外のメニューについては「What's New」からご覧下さい。
日が落ちると気分を変えてメインバー「シェヘラザード」へ。この、伝説の美女の名を冠したバーは全27席のこじんまりとした空間を提供しています。ヨーロッパのアンティークに囲まれてカクテルを空けていると、いつのまにか、自室でくつろいでいるかのような錯覚におちいってしまいます。
【場所】ユトレヒト地区ホテルヨーロッパ内
    席数:43席
【営業時間】17:00~23:30(ラストオーダー)
【予約】対応なし。ただしアフタヌーンティーに関しては要予約(空いていれば予約なしでもOK)

夕方17時オープン。夕刻食前酒を楽しむのも良いものです。
遅い時間帯は混雑することもありますが、夕刻(この時間はまず混まない)はゆったりと寛いで飲む事ができます。
カウンターでバーテンダーの方との会話を楽しみながらグラスを傾ける。。。
ふっかふかのソファーに身をゆだね、歩きつかれた体を休め今日一日を思い返しながらグラスを交わし、今宵のショー・イベントを心待ちする。。。
食前酒として利用したり、食後酒をいただきながら今日1日を振り返り、明日に思いを馳せる。。。
「シェヘラ」でのナイトライフの後、酔い覚ましにしっとりとライトアップされたHTBの街並みを散策するのもHTBならではの過ごし方。気の趣くまま他のナイトスポットへハシゴする事も。

HTBは私にとって心休まる所であり、最高に「酔い気分」にさせてくれる所でもあります。飲むだけの為にも訪れる、価値ある所です。

私はまともにメニューを見たことがあまりありません。多くはお任せでカクテル(及びノンアルコールカクテル)をオーダーし、バーテンダーの方にゆだねた楽しみ方をするからですが、メニューにないカクテル・ドリンクをいただくのも楽しみのうちです。
お酒の知識は不要です。好みを伝えれば、お酒のプロ・バーテンダーの方が自分にあった、あいそうな飲み物を用意して下さいます。
お酒が飲めない方・飲めない時はノンアルコールカクテルも好みに合わせて用意して下さいます。喫茶で利用する事も可能です。

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上の写真はスコッチのオンザロック。シェヘラザードのオンザロックはひと味違います。お試しあれ。

ウィスキーのラインナップも豊富です。普段飲むには手が出ない高級酒もグラスでいただけますので、旅の想い出に一杯グラスを傾けるのも一興。
琥珀色のまどろみが疲れた体・心に、明日への扉をやさしく開いてくれることでしょう。

以下は5月19日の記録をもとに改定したものです。



一部ラインナップに変更があります。○印が私の知る範囲で新登場したもので、●印は再登場したもの及びマイナーチェンジ(主に、価格が以前はサービス料別途だったのが、サービス料込価格とした事によるようです。)したものです。

以下の価格は税・サービス料込み価格です。

                      ウィスキーメニュー
スコッチウィスキー
ウィスキーを確立した元祖(スコッチが世界各地に渡り、それをベースにして原料、製造方法など工夫が行われその地独特のウイスキーになっていったといわれてる。いわば世界のウイスキーの手本)としての存在感があるウィスキー。スコッチ・ウィスキーはスコットランドで作られるウィスキーの総称であり、法律で厳しく規定されている。
 スコッチ・ウィスキーは性質の違いから3つのタイプに分けられる。モルト・ウィスキー、グレーン・ウィスキー、ブレンデッド・ウィスキー。
 モルト・ウィスキーは個性にあふれ、得てして飲み難いと言われ、グレーン・ウィスキーはおとなしくおもしろ味に欠けると言われる。この両者の短所を打ち消し、長所を引き出したのがブレンデッド・ウィスキーである。ブレンデッド・ウィスキーの登場により、スコッチ・ウィスキーは世界へ大きく飛躍した。現在でもスコッチ・ウィスキー販売量の9割ほどはブレンデッド・ウィスキー。日本でも有名なバランタイン、ベル、シーバス・リーガル、カティサーク、J&B、ジョニー・ウォーカー、オールド・パー、ホワイトホースなどは皆ブレンデッド・ウィスキー。
 では、何故モルト・ウィスキーに魅力を感じる人々が多くいるのか?それはモルト・ウィスキーにはブレンデッドやグレーンにはない大いなる個性、神秘性があるからであろう。」
         By MALT Bank

 下記メニューにないものもいただけることがあります。例えば・・・
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  ※写真はグレングラント1991.スペイサイドにあるホワイト&マッカイの重要な原酒となっている蒸留所。
ボトラーズは入手が困難。総生産本数289本という希少なシングルモルトスコッチ。
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  ※写真はオスロスク。スペイサイドのオスロスク蒸留所のシングルモルトスコッチ。
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  ※写真はブリタニア25年。
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  ※写真は10年6月20日にいただいたグレンリベット1977  ¥2,887
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  ※写真は10年7月8日にいただいたボウモア22年(カスクストレングス) ハートブラザーズ社 ¥2,000

シングルモルトウィスキー
  ※○印は今回の記録で登場したものです。
ハイランドパーク
  「スコットランドで最北端の蒸留所。麦芽などの複雑な味わい。」
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  ※写真は08年のハイランドパークフェアの際のもので、「HIGHLAND PARK 12年、18年、25年の3種セットに非売品「HIGHLAND PARK 1977年」1杯(数量限定)付いたものです。
●ハイランドパーク12年         ¥1,500
  「ハイランド・パークはスコットランド北端のオークニー島にある蒸留所で、世界最北端の蒸留所。評論家マイケル・ジャクソン氏いわく”もっともオールラウンダーで秀逸な食後酒”といわしめるモルト。また、ウォレス・ミルロイ氏もハイランドの代表にハイランド・パークを選んでいる。常に賞賛を受けている蒸留所。」「色はやや濃い琥珀色。香りはきれと華やかさを兼ね備えた素晴らしい香り。味わいはドライで実に骨太。フィニッシュはスイートで華やか。非常によくまとまったモルトウィスキーである。」
●ハイランドパーク18年         ¥2,080
●ハイランドパーク25年         ¥4,390
●ハイランドパーク30年         ¥6,930

オーバン
  「ハイランド地域の中でもドライで優雅さが特徴。」
●オーバン14年             ¥2,190
  「オーバンはUDVクラシック・モルト・シリーズの一本に選ばれているモルトウィスキー。ウエストハイランドの代表である。そのドライですっきりした味わいはモルト中級者にお薦めしたいモルトウィスキーである。」「色はやや濃い琥珀色。香りは非常にオイリーできれがあり、ウッディネス(熟成木香)が比較的豊富。味わいはドライですっきりした味。フィニッシュはドライだが甘みを感じる。味わいがフィニッシュまで一貫しており、バランスとれたモルトウィスキー。」

グレンファークラス
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●グレンファークラス15年        ¥1,850
  「伝統的な製法にこだわり、頑なに直火焚きを採用。ヘビーな飲み口。」

グレンキンチー
○グレンキンチー15年          ¥1,500
  「ディアジオ社所有のローランドクラシックモルト。麦芽の香りに富み、まるやかでやや辛口の味わい。」

アードベッグ
  「全モルトスコッチ中最もピートの度合いが高い。上品な甘さと複雑な香味。」
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  ※写真はアードベッグ10年
●アードベック ウーガダール(Uigeadail) ¥2,310
  ウーガダールはアードベックの仕込水の湖の名前に由来。バーボン樽とシェリー樽、双方で熟成させたアードベッグを特別にヴァッティングしたもの。
●アードヴェック A.N.B         ¥2,880

ラフロイグ
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  ※写真はラフロイグ15年
  「爽快なピート香と海藻想わせる香りが印象的の深い味わい。」
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○ラフロイグ 10年           ¥1,730
●ラフロイグ カスクストレングス    ¥2,080

アイル・オブ・ジュラ
  ジュラ蒸溜所はスコットランドのアイラ島のすぐ近く、ヴァイキングの言葉で「鹿の島」を意味するジュラ島にある。
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●アイル・オブ・ジュラ10年       ¥1,730
  「穏やかなピート香が心地よく滑らかで軽快な味わい。」

ザ・バルヴェニー
  「伝統的なフロアモルティングから瓶詰まで一貫管理。最上のポートウッドは豊かなコクと芳香。」
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  ※写真はバルヴェニー21年ポートウッド
○ザ・バルヴェニー 21年        ¥3,460
  バルヴェニーはウィリアム・グラント社がグレンフィディック蒸留所に次ぐ第2蒸留所として隣接地に設けたもの。ポートウッドは主にシェリー樽で熟成させた21年もののモルト原酒を厳選し、熟成の最終段階で最高級のヴィンテージ・ポート樽に移し換えたもの。

グレンフィディック
  「スコットランド最大の蒸留所数を持つ。留から瓶詰めまで一貫した品質管理を行う。」
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  ※写真はグレンフィディック12年
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●グレンフィディック18年        ¥2,080

ブルイックラディ
  「スコットランドで最も西にある蒸留所。カラメル着色を行わないライトタイプ。」
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○ブルイックラディ 17年        ¥2,310

ボウモア
  「アイラ島最古の蒸留所、アイラモルトの女王と称される逸品。」
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  ※写真はボウモア12年
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○ボウモア カスクストレングス     ¥1,500
  カスクストレングスとは、樽出しそのままの度数という意味。樽から直接汲んだままの56度で味わう樽出原酒。長く快い余韻にアイラ島の潮風の香りがするとか。

ブナハーブン
●ブナハーブン12年           ¥1,380
  「アイラ・モルトの中で最もライトな飲み口、フレッシュな潮の香りが印象的な逸品。」


ブレンデッドスコッチウィスキー
カティサーク
  「帆船の名を由来するウィスキー。選び抜かれたモルトを贅沢にヴァッティング。」
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●カティサーク18年           ¥2,080
 18年以上熟成した高級モルトを贅沢にブレンド。オーク樽での長期熟成から生み出された芳醇な香りと、琥珀色の輝きが奏でる、スパイシーで厚みのある味わいが特徴。
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●カティサーク25年           ¥4,000
 2003年のウィスキー・マガジンライブ「ベスト・オブ・ザ・ベスト」で、全ウィスキーの中から最高得点を獲得したのがこの「カティーサーク25年」。

シーバスリーガル
  「芳醇な香りとまろやかさ。21年はエリザベス女王戴冠記念のロイヤル・サルート」
○シーバスリーガル12年         ¥1,380
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●シーバスリーガル18年         ¥2,080
  「シーバス社は、1801年創業。製品は、いずれも華やかでバランスのよい香味に仕上がっており、いまや世界150カ国以上で、その名を知られるようになっている。18年は円熟の極みに達した熟成18年以上の原酒をブレンド。一本一本のボトルにナンバーが刻まれ「特別のシーバス」を演出してくれている。」
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●ロイヤルサルート21年         ¥4,390
  「“ローヤル サルート”とは、英国海軍が王室に敬意を表して撃ち鳴らす皇礼砲のこと。この時空砲を21回鳴らすことから、シーバスブラザーズ社は、熟成年数“21”にこだわりました。
 21年もの熟成を経たウイスキー、ローヤルサルート21年。それは英国王室に最上の敬意を表した、いわばシーバスブラザーズ社が捧げる皇礼砲だった。当初は記念限定品として発売されましたが、その出来映えの素晴らしさ故に継続販売を望む多くの声に応えて、引き続き製造され現在に至った、まさにプレミアムスコッチの最高峰と呼ぶにふさわしいウイスキー。
 最低でも21年間、厳選された上質なオーク樽で熟成されたモルトとグレーン原酒のみがブレンドされるローヤルサルート21年。この長い歳月に耐えうる原酒は極めて希少で、熟成期間中は毎年約2%が、「天使の分け前」として天に昇ります。21年もの歳月を考えると、あらためて気づく、その贅沢感。厳選された原酒と長い歳月の淘汰が、このうえなく豪華なスコッチを生み出しているのです。」

ジョニーウォーカー
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●ジョニーウォーカー18年        ¥2,080
  「18年以上熟成させた原酒をブレンドしたプレミアム品。」

バランタイン
  「重厚な香り、力強い口当たり、豊かなふくらみ、まろやかな味わい。」
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●バランタイン30年           ¥6,930
  「30年は、スコッチの最高峰と世評の高い珠宝の古酒。30年の歳月が磨き上げた、ウイスキーの熟成の極みの味が楽しめる。年間ボトリング総数2500ケースの限定品」
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  ※写真はショコラ・マリアージュでいただいた「バランタイン・ファイネスト」
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  ※写真は「バランタイン ファウンダーズ リザーブ」¥1,500

ロイヤル・ハウスホールド
  ロイヤル・ハウスホールドとは”英王室”を指す言葉。かつてはバッキンガム宮殿とスコットランドの辺境”ヘブリディーズ諸島のハリス島”にあるローデル・ホテルのバーでしか飲む事が出来なかった。昭和天皇が皇太子時代にイギリスを訪問され、ロイヤル・ハウスホールドを英王室からプレゼントされ、それ以来、英王室の特別の許可により、日本だけで販売が許可されるようになったという。今でも「ロイヤル・ハウスホールド」が一般に飲めるのは、世界中で日本だけ!イギリス本国でも、ローデル・ホテルのバー以外では飲むことができないという凄いもの。
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●ロイヤル・ハウスホールド       ¥2,310
  「英国王室ご用達の逸品。リッチでメルローな味わい。」

オールド パー
  「熟成のピークに達した原酒のみを厳選し、ブレンドしたウィスキー。」
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●オールド パー スーペリア       ¥2,080
  「オールド・パーは、ピート香が充分にのり、深い味わいをもっている。明治時代からわが国に多くのファンをもつデラックス・スコッチ。酒名は、152歳まで長生きした農夫トーマス・パーに由来する。スーペリアは、熟成感の深さを味わえる高級酒。1989年の発売。」


Part2へ続きます。
by mattarinonbe | 2010-05-25 22:32 | 迎賓館・ホテルヨーロッパ


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